玄柴買っちゃった

twotopのweb見てたら在庫ありだったので買っちまいました。
衝動買いです。えぇ。。。
気を取り直してこの手のものはdebian化はお約束なのでいってみたいと思います。


もともと内蔵(NANDフラッシュ)はubuntuが入っていますが内蔵では手狭になるのは目に見えてますので
外部ストレージにOSごと移行してみます。今回はUSBメモリが転がってましたので
これにdebian(squeeze)をいれてみようと思います。

参考ページ

SheevaPlugdebian化情報でそのままできました。
http://www.cyrius.com/debian/kirkwood/sheevaplug/install.html

玄柴セットアップ

玄柴にシリアル接続できないと何もできませんので設定します。母艦はwindows7で行っています。

  • シリアル接続用ドライバを用意します。
    付属CD内のSheevaPlug_Host_SWsupportPackageWindowsHost.zipを解凍しドライバを用意します
  • 付属USBケーブルで玄柴と母艦をつないで母艦に玄柴を認識させ解凍したドライバをインストールします。
    windows7では3回ほどインストールが必要でした。
  • ターミナルソフト(今回使用したのはputty)で接続します。
    COMX(デバイスマネージャ等で表示されるUSBシリアルのCOM番号)に速度は115200bpsで接続できました。
  • ログインしてみます。
    接続直後はなにも表示されていないかもしれません。その時はエンターキーを打つとユーザを入力することができます。
    ユーザ名はroot、パスワードはnosoup4uです。

U-Bootアップデート

デフォルトバージョンではdebian化には問題があるようなのでアップデートします。
ここからアップデート用uboot.binをダウンロードします。ダウンロードしたファイルはuboot.binにファイル名を変更します。
次は玄柴へのロードになりますが、方法はUSB,SD,TFTPとあるようで他の方々の情報を見る限りTFTPが確実っぽいのでTFTPを使用しました。
ちなみにwindowsでtftpはググったらこのソフトが一番に出てきましたので使用しました。
以下手順です

  • uboot.binをtftpdのルートディレクトリに置きます。
  • ターミナルソフトを起動したまま玄柴を再起動します。
  • U-Bootにログインするため以下のメッセージが表示されたときに何かキーを打ちます
Hit any key to stop autoboot: 3
Marvell>>
  • tftpで母艦から玄柴にuboot.binをロードし焼き込みます。
setenv serverip 192.168.0.xxx #母艦のIPアドレス
setenv ipaddr 192.168.0.2 #玄柴のIPアドレス
bubt uboot.bin
  • uboot.binを焼き込んだあと環境変数を更新するか聞かれますがnoを選択し再起動します。
Override Env parameters? (y/n) n
:
:
Marvell>> reset

debianをUSBにインストール

参考ページの通りに進めるとインストールできますのでポイントだけ抜粋で。。。

setenv mainlineLinux yes
setenv arcNumber 2678
saveenv
reset
setenv serverip 192.168.0.xxx #母艦のIPアドレス
setenv ipaddr 192.168.0.2 #玄柴のIPアドレス
tftpboot 0x01100000 uInitrd
tftpboot 0x00800000 uImage
  • squeeze用のコマンドを入力してインストールを開始します
setenv bootargs console=ttyS0,115200n8 base-installer/initramfs-tools/driver-policy=most
bootm 0x00800000 0x01100000
  • potatoの頃のような感じでインストールが進みます
    ここまでくれば画面に従いインストールを進めるのみです。
    ちなみにパーティションは/bootをext2で256M,swapを512M,残りを/でext3として切りました。
  • 小一時間でdebianのインストールは終了するので再起動しますがその時にU-BootにログインしUSBブート用の環境設定を行います
setenv bootargs_console console=ttyS0,115200
setenv bootcmd_usb 'usb start; ext2load usb 0:1 0x01100000 /uInitrd; ext2load usb 0:1 0x00800000 /uImage'
setenv bootcmd 'setenv bootargs $(bootargs_console); run bootcmd_usb; bootm 0x00800000 0x01100000'
saveenv
  • 次のコマンドを投入でブートが始まります。
run bootcmd


これでUSBメモリからdebianを起動することができるようになりました。
玄柴って数が出回ってないみたいなので情報も少ないかと思いましたが先人の方々がしっかりした情報を残してくれているのでわりと簡単にdebian化できちゃいました。


あ、U-Bootの環境変数バックアップ取るの忘れた。。。